『知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る』 (2010 031)

初めて読んだ日垣 隆氏の本。

以下、引用とメモ。

p. 17
知的ストレッチの基本3原則
1. インプットは必ずアウトプットを前提にする。
2. うまくいった諸先輩の方法をどんどん採り入れる
3. おのれを知る

2は、佐々木常夫氏の「プアなイノベーションより優れたイミテーション」に通じると思った。


全集を読む効用について
p. 28
もっと言えば、本を読むという行為は、書いている人の脳の中にいったん入るということにほかなりません。全集に一度ずぶずぶと入ってしまうというのは、その意味で非常に良いトレーニングになります。相手の言っていることを性格に、その回路にしたがって読みとるという訓練を、徹底的にしたほうが断然いいのです。


付箋の貼り方について
pp. 46-47
1. 著者の主張に沿って「おもしろい」と思った箇所・・・本の角を小さく折る
2. こちらの関心に沿って「使える」と思った箇所・・・上部に付箋
3. そこに紹介されている文献を手に入れようと思った箇所・・・横に付箋

図書館の本が多いので、1はNGですが、2と3は取り入れようと思いました。


pp. 47-48
黄金の5分間
いったん本を読み終えてから、5分程度かけて、付箋を貼ったり角を折ったり書き込みをした箇所だけ、まとめて再読します。この「まとめて再読」があるのとないのとでは、その後の読書力は30倍くらい違ってくるでしょう。
 黄金の5分間です。
 折ったり貼ったりする箇所をそれぞれ10カ所程度にとどめる、というのも、読書力を高めるために大きな効果を発揮します。

読み終わってから、だーっと再読すると、書いてあることの定着率が良い気がしてました。

pp. 64-68
引き出しのインデックス
企画メモ
外出時
領収証
引継
よく考えてみよう
捨てがたし
保証書/取説書
電子辞書
文房具類
注文予定
名詞
地図/お店
あとで読む
ネタ

あくまで、例として。


pp. 95-96
的確なメモのための3原則
第1原則 自分の記憶力に対する正確な評価のみが、メモの必要性の度合いを決定する
第2原則 重要な情報やアイディアを得たとき、それを忘れるかもしれないと過去の体験から推察される場合は即座にメモをする
第3原則 使うことがほぼ確実なものしかメモをしない


p. 102
自分の土俵を作るという意味では、ジャーナリズムよりアカデミズムのほうを、大いに利用させてもらったほうが賢明でしょう。


p. 132
知識や経験値をどうやって定着させていくか。ただ漠然と蓄積するのでも、体験としてどれだけのものに関わったkでもなく、どれだけのものをフィニッシュさせたか、これがとにかく一番重要です。プロジェクトにしても、報告書や企画書にしても、フィニッシュした経験、それだけが蓄積されていくのです。

p. 133-134
どんなにつまらなくても、最後に「完」と書けるものをどれだけやったか。それだけが、蓄積される体験、仕事の正体なのではないでしょうか。
 向上することの実質とは、形にする回数が増えることにほかならないからです。

ちゃんとフィニッシュしなかったから、あの体験がイマイチ身についた気がしないのか...、と長らく気になっていたことの答えを見つけた気がした。いつも報告書をきっちりまとめて、成果物を残していくMNさんがめきめき実力をつけていく感じがしたのは、こういう訳だったのね。

以下、本文中で勧められていたものたち。

B001CQYS0Y



シャチハタで一番小さい「済」印。文献を入手したら、そのポストイットに押す。その他、使い方は自由に。
シヤチハタ Xスタンパー簿記スタンパー 済 赤
B001GR2BYE
藍色もある♪
シヤチハタ Xスタンパー簿記スタンパー 済 藍
B001GR69LU
吉川国工業所製「Like-it MEDIX A4ファイルユニット」
ブルーベリー以外に、ホワイトとブラウンもあるらしい。
MEDIX (メディックス) A4ファイルユニット ブルーベリー
B000817YA0



日垣 隆
4480062823


日垣 隆
4480059652



山根式 袋ファイル整理法


知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る
日垣 隆

4479391495

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