『おとなの進路教室。』 (2007 120)

『おとなの進路教室。』読了。

身につまされる部分があり、読むのがしんどかった。


<メモ memo>
P. 164
いくら「意志」があっても、それを生かす「場」がなければ、手足さえ、動かせない。

P. 180
「職業名」x「テーマ」x「世界観」

P. 222
異動がきたり、退職がきたり、自分のいるハコとアイデンティティが違ってきしんだり。
生きがいを変えろ、というサインが来たら、チャンスなのだ。

今度こそ、自分を起点にして、定年のないアイデンティティを組み換える。
人間という仕事に定年は来ない。自分という仕事は一生現役である。
まずは1人の他人との絆をつくる。
そこから、生きがいの組み換えは始まると思う。

P. 252
はっきりと意味や成果が見える目標よりも、「なんだかわけがわからないけれど面白い」というものに自分をひらいておけ! いや、飛び込め! というのが、個人として仕事をし始めてから、自分の鉄則のようになっている。


出版社からのコメント
お待たせしました! 「ほぼ日刊イトイ新聞」大人気コラム「おとなの小論文教室。」から、「おとなの進路。」を考える最新コラム集。
特効薬ではありません。でも、自分の考えを引き出すのによく利きます。
本書はさまざまな角度から仕事をテーマに、働くこと、進路、アイデンテイテイ、生き方etc.を考えていきます。 正しい選択って何ですか? 働くってどういうことですか? 目標がないとだめですか?
月10万の国内、在外の読者から、現場の切実な問題意識、経験、思いが寄せられ、著者と読者が鍛えあい、導きあうようにして出来上がった渾身の一冊!

著者について
岡山県生まれ。1984年地元岡山でベネッセコーポレーション入社後、進研ゼミ小論文編集長として高校生の「考える力・書く力」の育成に尽力する。2000年独立し、同年5月『ほぼ日刊イトイ新聞』にコラム「おとなの小論文教室。」連載スタート。2001年11月『伝わる・揺さぶる!文章を書く』(PHP新書)を出版。以降、執筆、講演、編集者・ライターの育成など、文章表現教育を幅広く行うようになる。2003年『あなたの話はなぜ通じないのか』(筑摩書房)出版。活動を文章教育からコミュニケーションへと広げ、大学のコミュニケーション論、企業研修、就職活動中の若者のコミュニケーションサポート、全国各地でのワークショップなど、多数行うようになる。2005年『考えるシート』(講談社)、2006年『おとなの小論文教室。』『理解という名の愛がほしい----おとなの小論文教室。2』『17歳は2回くる----おとなの小論文教室。3』(河出
書房新社)出版。「人の持つ考える力・表現力を生かし伸ばす」教育サポートがライフワーク。


おとなの進路教室。
おとなの進路教室。山田 ズーニー

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