男性もの衣料品の寄付先

2009年1月25日に、奈良市男女共同参画センターあすならで開催された国際教育入門セミナー2009に参加しました。

休憩時間に飲んだコーヒー。本文と関係ありません。
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セッションの一つに、野宿者(支援者は「ホームレス」とは言わず、この表現を使うそうです)に関するものがありました(講師は丸山まり子先生)。

今まで、野宿者と自分との接点と言えば、
・小学校低学年の頃、難波の地下街「なんなんタウン」で父とはぐれたとき、野宿者が大勢いて物凄く怖かった。
・上野公園の青いテント。
・川崎の会社に勤めていた頃、パン屋で「パン券使えます」の張り紙に驚く。
・JR川崎駅のロッカーの上に、野宿者の方々の布団が常にきっちりたたまれて並べてあった。
・JR川崎駅前の歩道橋の下に、将棋を指したり、鍋を囲んだりしている野宿者がいた。
・朝早く出勤した時、川崎駅から会社まで続く広い歩道の真ん中で、寝転がって幸せそうに日経新聞を読んでいる野宿者がいた。その傍若無人かつ幸せそうな転がりっぷりに驚いた。
・恵比寿駅前でThe Big Issueを売っている販売員の方とときどき会話するようになった。
・梅田駅前でThe Big Issueを買うようになった。
くらいでした。
しかし、このセッションに参加して、自分も偶然が重なれば野宿者になる可能性があることに気づき、驚きました。野宿者の方々の現状を知り、勝手に持っていた「働く気がないのではないか」「気楽そう」というイメージが吹っ飛びました。
Big Issueを買うだけでなく、もう少し積極的にサポート出来ることがないだろうかと思いましたが、今は四足のわらじを履いていて本当に時間がないため、夜回り(毎週土曜日、日本橋、心斎橋、難波、阿倍野など野宿者の多い地域を回る。路上で野宿を強いられている人たちに医療・生活相談・炊き出し・支援運動の情報をビラなどで伝えたり、襲撃・追い出しなどに対する情報を聞きとったりする活動)は無理そう。しかし、男性もの衣料を寄付することは出来ると気づきました。
野宿者ネットワークに問い合わせてみたところ、非常に丁寧な返事をいただきました。

男性ものの古着については、野宿者ネットワークが夜回りの出発点に使わせていただいている「ふるさとの家」宛てに送っていただければありがたいです。

〒557-0004
大阪府大阪市西成区萩之茶屋3-1-10
ふるさとの家 宛

野宿者はほとんどが男性です。他ではあまり受け付けていないスーツやブレザーの寄付もOK(就職活動の際などにも必要)だそうです。新品でも古着(ただしきれいに洗濯してあるもの)でもOK。

野宿者ネットワークのホームページ
http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/network.htm

女性ものや子どもの古着は、日本救援衣料センターに寄付できます。
特定非営利活動法人 日本救援衣料センター
http://www.jrcc.or.jp/

ホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー日本版」 (1冊300円で販売。160円が販売者の収入になります)
http://www.bigissue.jp/