華氏911 FAHRENHEIT 911

8月15日、敗戦記念日に、『華氏911』を恵比寿ガーデンシネマで鑑賞してきました。
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12時頃に着いたのに、入り口には長蛇の列。
そして、16:40の回まで既に満席。
しょうがないので、呆然としながら17:50の回の整理番号を前売り券の裏に押してもらったら、134-135番でした。
あきらめて、懐かしのGood Honest Grubでランチを食べることにしました。
マンゴーとキウイのスムージー
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私の好物 "Tofu Scrumble"
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パートナーが食べた "Egg Benedict"
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ランチの後は、渋谷に移動して、『スパイダーマン2』を観るも、Tobbyのあまりの冴えなさっぷりにびっくり。
ElijahがTobbyと間違えられるなんて、私には信じられません。
MJは腰抜かしそうにbitchyでしたし。
前作を観ていない私にとっては、少し解説が必要な映画ではありました。

渋谷から恵比寿に戻り、お茶を飲んで、恵比寿ガーデンシネマの入り口へ。
戻ってきてみたら、その日のチケットはすべて売り切れていました。
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Michael Mooreの言ってることはまっとうに聞こえました。
この映画は、偏ってるとは思う(ビン・ラディン一族とブッシュ・ファミリーのつながり、サウジとアメリカのつながり、しか描いていないので。イスラエルアメリカの関係は?という指摘もあるでしょう)けれど、彼の思うところの真実を見事に描き出していると思います。
そして、George W. Bushは、アメリカ合衆国大統領にしておくにはとても危険な人物であることも間違いないと思います。
911の事件のことを知らされた直後、虚ろな目のまま、7分間も子供たちと絵本を読んでいる彼の姿は見ものです。
・・・再選しませんように!!!
中盤からは、イラク戦争の映像がたくさん出てきます。
戦争を取り扱っているのですから当然なのですが、目を覆いたくなる場面も結構ありました。
イラク戦争で息子を亡くした母親のインタビューの場面では、ボロボロ泣いてしまいました。
戦争に行って死ぬのは、(社会の底辺にいる)若者たちなのだということを改めて知らされました。
彼らは、祖国のために遠く離れた場所に戦争に行くのかもしれないけれど、実際は単に軍需産業の喰い物にされているという事実。
戦争は、アメリカにとってはひとつのビジネスモデルと化してしまっているように感じました。
私は、この事実を知ってしまったからには、カーライル・グループのサービスやプロダクトは意識してボイコットします。

真実を知るのは、なんと難しいことなのでしょう。 背筋が寒くなります。
小泉政権も、マスコミを操作するのは本当に巧みですよね。
騙されないようにしよう・・・、と本気で思いました。
そして、日本国憲法第九条は、やはり改定してはならないと思います。
自分も、自分の愛する人たちも、決して戦争に行って欲しくありません。
今後、選挙には必ず行きます。

話はそれましたが・・・。
一見の価値のある映画だと思います。
明日(8月21日)から全国で公開されるようなので、まだの方は是非ご覧になってみては如何でしょう。